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木材資源のあらましと当協会の役割

中四国木材資源リサイクル協会の会員企業は、年間、二酸化炭素
12万トンとドラム缶20万本C重油の削減に貢献しています

  中四国木材資源リサイクル協会の会員、17社の年間の廃木材の取扱量は約10万トンです。これを、これを木質バイオマスとして使用したとして、後述のC重油の削減率で計算すると、4万800KLになります。これを、200L入りのドラム缶に換算すると、20万4000本になります。すなわち、私ども協会員の廃木材のカスケード利用により、年間20万4000本のドラム缶のC重油が削減されていることになります。
また、同じ指標で二酸化炭素の削減量を計算すると、中四国木材資源リサイクル協会は年間、二酸化炭素の発生量を12万2230トン削減していることになります。
このように、当協会は資源の有効利用と地球温暖化の抑制に少なからぬ貢献をしていることになります。

中四国木材資源リサイクル協会における二酸化炭素の年間削減量

木質燃料を化石燃料の代替をすることにより二酸化炭素も併せて
削減します

 ボイラーの燃料をC重油の代替として廃木材(木質バイオマス)を使用したとすれば、廃木材1Kgの使用で、C重油は約0.408Lの削減になります。  また、二酸化炭素削減量は約1222.3gです。(このデータは、資源エネルギー庁の総合エネルギー統計に基づいて試算したものです)

木質バイオマスによる廃木材1kgあたりの二酸化炭素削減量

木質燃料は大気中の二酸化炭素を増加させることにはなりません
(カーボンニュートラル)

 木質バイオマス(燃料)には、様々な有機物質が含まれており、燃焼によって化石燃料と同様に二酸化炭素を発生します。しかし、植物については、成長過程で光合成により吸収した二酸化炭素を発生しているものであり、ライフサイクルで見ると大気中の二酸化炭素を増加させることにはならないと言われています。このように、二酸化炭素の増減に影響を与えないことをカーボンニュートラルと呼びます。(出典:環境goo)

木材資源を多段階に利用(カスケード利用)

 資源を1回だけの使いきりにするのではなく、使って性質が変わった資源や、使う際に出る廃棄物を別の用途に使用し、その使用後も更に別の用途に使用するという具合に資源を多段階(カスケード)に活用すること。 これにより、資源の利用効率が向上します。例えば、木質バイオマスの場合、森林の樹木を伐採した後、住宅や木製家具などに利用し、その後の廃棄物を粉砕し、木質ボードや紙・パルプ原料に利用します。さらに、その後、石油代替燃料に利用するなどの、カスケード利用があります。現在、その科学的見地から、バイオマスアルコールやリグノフェノールなどの利用が研究されています。(出典:環境goo)

建設廃木材の現状

 現在、全国で発生する木材資源は、製材所や家具製造等の木材工場や建物の解体、土木工事等に伴う抜根や伐採木、さらにダム・河川の流木などで、実に年間1000万トン以上にのぼります。そのうち、建設廃棄物として国土交通省に報告された建設発生木材は471万トンとなっています。この数字は、平成14年度より7万トン増えています。ちなみに、建設廃棄物全体としては、平成14年度の8,273万トンから平成17年度は7,700万トンと7%、減少しています。

建築廃棄物の排出量

 また、建設廃棄物全体の再資源化率は年々、着実に向上しており、平成14年度の91.6%から平成17年度は、92.2%となっています。そのうち、建設発生木材の再資源化率は平成14年度の61.1%から平成17年度は68.2%となっており、大きく数字を伸ばしています。

建設廃棄物の再資源化率

木材資源の再利用について

 これら大量に発生する木材資源に対し、これまで様々な取組みが行われており、製紙、繊維等の原料利用(マテリアルリサイクル)、ボイラーや乾燥用エネルギーとしての燃料利用(サーマルリサイクル)、また農業、酪農業における家畜敷藁材や堆肥・コンポスト化等々、各地域、各分野で循環活用を行ってきました。

木材資源リサイクルのフローチャート

木質バイオマスについて?

カーボンニュートラル(CO2循環) 石油価格の高騰や、地球温暖化の問題、廃棄物の問題への対応から、環境面に優れている木質バイオマスの利用に注目が集まっています。
 バイオマスは石油などの化石燃料とは違って、循環的に利用でき、温暖化を防ぐ、地球環境にやさしいエネルギー源です。化石燃料の変わりにバイオマスをエネルギー利用することで二酸化炭素の追加的な発生をおさえられるため、太陽光や風力などとならんで新エネルギーとして今後の利用拡大が期待されています。
木質バイオマスのうち製材工場の廃材や住宅解体材などは、利用されなければ廃棄物となります。しかし、これらがバイオマスエネルギーとして有効に活用されれば、廃棄物を減らし、循環社会の形成に役立つことになります。-

今後の木材資源のリサイクルについて

イメージ 近年の大量生産、大量消費、大量廃棄型の社会活動の進展は、地球規模での環境負荷を増大させ、自然の生態系や生活環境に大きな影響を与えています。これらに対し、住民、企業、行政が協働して、環境への負荷の少ない持続可能な社会経済システムに転換させる事が急務となっています。
しかし、現状では、未だ30%以上の木材が循環利用されずにいます。また、この様な時世の流れと共に、木材資源循環活用は大変渇望されてきていることです。
 これらに取組むには、住民、企業及び行政の協働、すなわちこれらが一つになる循環型社会のネットワークの確立が必要です。